アジアのゴルフ王国(マレーシア)
ゴルフツアーを専門で扱う仕事から、ゴルフの故郷スコットランドの聖地セントアンドリュースなど世界各地の名門コースをこの目で沢山見てきた。マレーシアでは1997年7月、英国情緒が色濃く残る“東洋の真珠”といわれるペナン島の4つのゴルフ場を訪問したのが最初だった。そのうちのひとつ広大なパームツリーに囲まれたクリスタル・ゴルフリゾート(92年開場 杉本英世設計)ではオーナーの石原氏とラウンド。日本とは全く違う環境のマレーシアでは、芝の管理やコースメンテナンス全般にわたり、苦労があったようである。その石原氏はマレーシアの魅力について人種や宗教の異なった人々が互いに尊重しあい共存・繁栄するところにあると語る。確かにこの国の人々は2~3ヶ国の言葉(マレー語、中国語、タミール語、英語)を巧みに使い分けて、互いにコミニュケーションをとっている。高層ビルと英国統治時代の建物が建ち並び、モスクと教会が調和した街並み、そしてエネルギッシュな人々。全てが融合して出来た国、それがマレーシアである。
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