トルコ・アンタルア
ヨーロッパのゴルフツーリストに今、人気沸騰中のゴルフデスティネーションはトルコなんです。トルコには、ゴルフ場が15コースしかありません。
イスタンブールエリアには4コースありますが、その殆どはは地元のメンバーによるプレイ。一方、リゾート地アンタルアにある11コースは、その97%がメンバー以外によるプレイ。主に外国からの旅行者がラウンドしています。アンタルアがヨーロッパの優良ゴルフリゾート地としての地位を築き始めたのは1994年のNATIONAL GOLF CLUB開場以降。2000年には英ゴルフワールド誌ヨーロッパ大陸のゴルフコース第42位に選ばれる等、次第にアンタリアのゴルフはヨーロッパに浸透していきました。NATIONAL GOLF CLUBを筆頭とするゴルフ場・リゾートの成功を受け、トルコはゴルフ観光を観光産業の支柱として近年、ゴルフリゾート開発やプロモーションに力をいれています。2012年には世界アマチュア選手権も誘致し、対外プロモーションはもちろん、自国のゴルフ振興にも繋げるべく活動しています。
そんなアンタルアのゴルフ場の設計は、C・モンゴメリー、ペリー・ダイ、N・ファルド等、ポストニクラウス、ピート・ダイの期待がかかる新鋭設計家です。中でも面白そうなのが、全英5タイムチャンピオン、ピーター・トムソンの設計チーム、Thomson Perrett & Lobb設計のCarya Golf Clubです。高いユーカリの木と松、荒々しいバンカーデザインが、ゴルファーの「このコースを何とかしてやろう」という挑戦意欲を掻き立てます。
Hikaru Yakushiji