政府は、中国や台湾など12か国・地域に出している「渡航中止勧告」について、11月から警戒レベルを引き下げる方向で調整に入った。
これに合わせ、日本への帰国者に求めている待機措置についても緩和を検討している。 現在、4段階ある感染症危険情報のうち、レベル3の渡航中止勧告が計159か国・地域に出されている。このうち中国、台湾、豪州、ニュージーランド、シンガポール、韓国、ベトナム、マレーシアなどを対象に、11月1日からレベル2の「不要不急の渡航自粛」に引き下げる方向だ。
新型コロナウイルスの感染拡大後、引き下げは初めて。中国など多くの国は依然、外国人観光客を受け入れていないが、レベル2に引き下げられれば、ビジネス目的での日本からの赴任や長期出張がしやすくなる。
20.10.8
出典:読売新聞オンライン