9月17日開幕を予定しているメジャー「全米オープン」(ニューヨーク州ウイングドフットGC)が無観客で開催されることになった。大会を主催する米国ゴルフ協会(USGA)が29日、発表した。
新型コロナウイルス感染拡大を受け、同CEOのマイク・デービス氏は「数カ月にわたる保健当局との協議の結果、無観客で大会を開催することが安全のためにはベスト」と説明した。ニューヨーク市では6月に入って経済活動を再開。その後、段階的に制限緩和を進めているものの、4月のピーク時には推定死者数も含めると1日800人近くの死者が出ていた。
米国男子ツアーは3カ月の中断を経て6月第2週「チャールズ・シュワブチャレンジ」(テキサス州・コロニアルCC)から再開。すでに「全米オープン」の2週前となる9月の今季最終戦「ツアー選手権」(ジョージア州イーストレイクGC)まで無観客で開催することを発表している。
これで2020年に行われるメジャー3大会「全米プロゴルフ選手権」(8月6日開幕、カリフォルニア州TPCハーディングパーク)、「全米オープン」、「マスターズ」(11月12日開幕、ジョージア州オーガスタナショナルGC)のうち、「マスターズ」以外は無観客が決定。「マスターズ」を主催するオーガスタナショナルGCは観客の有無について現時点で明らかにしていない。
20.7.30
出典:ゴルフダイジェスト・オンライン