新型コロナウイルス感染拡大による3カ月間の中断から6月第2週に再開したものの、ギャラリー不在が続いているPGAツアー。コミッショナーのジェイ・モナハン氏は15日、観客動員を復活させる最初の試合について、9月17日からニューヨーク州のウイングドフットGCで行われる「全米オープン」となる可能性を示唆した。
ツアーは今季最終戦「ツアー選手権」(9月4日~/ジョージア州イーストレイクGC)までの無観客開催継続を決め、新シーズン(2020-21年)初戦の「セーフウェイオープン」(9月10日~/カリフォルニア州シルバラードリゾート&スパ)も無観客で実施すると発表した。 「全米オープン」はその翌週で、モナハン氏は「USGA(米国ゴルフ協会)とニューヨーク州がギャラリーを入れる計画について協議中であることは知っている。推測するとしたら、最短は『全米オープン』になるだろう」と語った。
大会を主催するUSGAはこれまでも「慎重かつ前向き」に観客動員を目指す意向を示してきた。
モナハン氏は「チケット収入がなく、プロアマも行われない状態はチャリティにも大きな影響を与える。タイトルスポンサーの協力によって、幸運にも試合を続行できている」と話した上で、ツアーの主催競技については「今年の後半か最後の四半期のトーナメントでファンに会えることを願っている」と見通しを語った。
出典:ゴルフダイジェスト・オンライン