④世界の動き(2020.07.01)入国規制緩和第2弾 EUが日本など15か国からの渡航受け入れ

●EU、7月1日から日本からの渡航受け入れ
欧州委員会は6月30日、7月1日より日本を含む15カ国から EU(欧州連合)への渡航制限を段階的に解除し、観光客やビジネスでの入国を受け入れる国のリストを公表した。日本やオーストラリア、カナダなどが対象となっており、リストは2週間ごとに見直される。感染が増えているアメリカ、ロシアなどはリストに含まれなかった。
このリストは欧州委員会の勧告にとどまり強制力はなく、出入国の権限を持つ各国がこのリストを元に実際に受け入れるかの判断をする。すでにギリシャやドイツが日本からの渡航受け入れを表明している。
欧州域内では、域内の移動の自由を保障した「シェンゲン協定」が結ばれているため、域内にいったん入ると原則パスポートの検査なしで加盟国26カ国に4カ国を加えた計30カ国内を行き来できるようになる。 

EUが公表した渡航を受け入れる国》
アルジェリア
オーストラリア
カナダ
ジョージア
日本
モンテネグロ
モロッコ
ニュージーランド
ルワンダ
セルビア
韓国
タイ
チュニジア
ウルグアイ
中国(※)
※中国に関しては、中国側がEU市民の入国制限を解除するなら、認めるとの条件が示されている。
EUによると、制限解除の条件として、直近の新型コロナの感染件数や、検査件数、実施している防止策などの条件を、国を選定する上で考慮したという。
一方、日本政府は日本人を含むすべての海外からの入国者に対して、PCR 検査と14日間の自宅などでの待機を求める措置を、7月末まで延長することを29日に発表しており、EUへ渡航できても、日本に戻ってきた際の行動制限などがあるため、コロナ以前のように往来できるようになる訳ではない。

シェンゲン関連協定国とは、シェンゲン協定国26カ国(オーストリア、ベルギー、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、イタリア、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルグ、マルタ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス)とキプロス、クロアチア、ブルガリア、ルーマニアを含めた計30カ国。この30カ国が欧州委員会発表の対象となる

(出典:やまとごころjp.)

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