第117回全米オープンは惜敗ながら、松山英樹が久しぶりに見せた圧巻のサンデーバックナインで、残るメジャー全英・全米プロへと日本人初制覇への夢を繋いでくれた。
ところでここのところのメジャー大会の優勝者の顔ぶれと43回の歴史を刻む宮崎のダンロップフェニックストーナメントとの浅からぬ因縁について改めて記しておきたい。
2014年に初参戦し、4日間共優勝者松山英樹とラウンドしたジョーダン・スピースは翌年のマスターズ、全米オープンを連覇した。
2015年初参戦のジミー・ウォーカーは翌年の全米プロを、そして2016ディフェンディングチャンピオンブルックス・ケプカは見事今年の全米オープンを初制覇したのである。
昨年11月、本件についての記事を執筆した。
第43回ダンロップフェニックストーナメントは、去る11月20日世界ランク21位のブルックス・ケプカが大会記録21アンダーで初優勝を遂げたが、賞金王のかかった池田勇太の猛追で最後まで盛り上がった好ゲームであった。
このトーナメントの優勝者35人(複数回除く)の内メジャーチャンピオンは13人、古くは’77セベ・バレステロス、’93アーニー・エルス、’99トーマス・ビヨーン、’06パトリーグ・ハリントン、最近では’14ジョーダン・スピース、’15ジミー・ウォーカーが宮崎初参戦の翌年または翌々年に初メジャーを制している事実は単に偶然とは思えない。
大勢のメジャーチャンピオンを輩出してまさに「宮崎から世界へ」、メジャー登竜門のひとつとなっているのである。
(後略)
そして半年後、今年もまた宮崎から新たなメジャーチャンピオンが誕生した。神話のふるさと宮崎にまたひとつ新たな伝説が加わったのである!