クアラルンプール国際空港(KLIA)から30分、KLCCより20分のマインズリゾート&ゴルフクラブは1995年9月、スズ鉱の露天掘り跡の巨大な池を中心に2つの5スターホテル(パレス・オブ・ザ・ゴールデン・ホーシーズとマインズ・ビーチ・リゾート)、ショッピングモール、テーマパーク、国際コンベンションセンター、ビジネスセンターなどの施設と共に誕生した。
世界的に有名な設計家ロバート・トレント・ジョーンズJr.による18ホールは、99年ワールドカップ・オブ・ゴルフが開催され(アメリカチームのタイガーウッズ&マークオメ―ラ組が23アンダーでぶっちぎりの優勝)、その名を世界へと知らしめる事となった。
はやる気持ちを押さえつつクラブハウスでモーニングコーヒーをすすりながらスタート時間を待つこと1時間、テラス越しに広がる景色はうっとりするほど美しく、それでいてどこか挑戦的な雰囲気だ。
カートに乗り込み一目散に1番ホールからスタート。とにかくコンディションがよく、ティイングランドなどは足跡が付くほど綺麗に整備されているため、少々歩き方がぎこちなかったりもする。アウトコースの9番打ち下ろしパー4(444ヤード)は、ティーイングランドから望む巨大な池とその奥に聳え立つ真っ青なモスクに圧倒される。
インコースに入るとほとんどのホールに巨大な池が絡む設計でプレーヤーを待ち受けている。そして12番パー4(475ヤード)では、正面に立つパレス・オブ・ゴールデン・ホーシーズ(黄金の馬たちの城)目掛けてのティーショットは豪快だ。
コース内には個性豊な豪華別荘が点在しているが、丘の上に馬の彫刻や装飾品などが置かれたひときは目立った1棟を発見、何とマハティール首相のお宅だった(首相はお馬がお好きなようで)ケタはずれのスケールに唖然、洗礼されたハイクオリティにうっとり。『ゴージャスなホテルに止まって優雅にラウンドを楽しむ』そんな気分を味わうには究極のリゾートコース、マインズリゾート&ゴルフクラブがぴったり。